司法書士の転職で必ず見るべき！事務所選びのポイント

司法書士の転職を検討し始めたとき、転職の失敗を防ぐためにもチェックしておいた方が良いポイントがいくつかあります。

そこで今回は、転職（司法書士事務所の移転）を検討している司法書士の方に向け、良い司法書士事務所の定義や事務所選びの際に、見るべきポイント、転職エージェントを利用した方が、良い理由などを解説します！

これから転職を検討している司法書士の方や、将来的に転職をする可能性がある。司法書士の方も参考になるはず。ぜひ最後までお読みください。

良い司法書士事務所の定義

まずはじめに、良い司法書士事務所とは、当社では下記の通り定義します。

● 労働基準法を遵守していること
● 所員のスキルアップに事務所全体で注力していること
● 所員の表情がイキイキ働いており、表情が良いこと

労働基準法の遵守などは「当たり前では？」と思うかもしれませんが、実態として入所してみたら業務過多により残業や休日出勤だらけ…ということも珍しくありません。

また、所員のスキルアップに事務所全体が注力しており、積極的に教育の機会を与えてくれる点もポイントです。所員のスキルアップは事務所の将来を担う上でも大切になりますので、教育をおろそかにする事務所はあまり良い事務所とは言えないでしょう。

さらに、働いている所員が皆イキイキとしており、表情が良く健康的であることもポイントです。ワークライフバランスを両立させながら働く上で実際に働いている先輩所員の姿は大きな判断基準になるでしょう。

なぜブラックな司法書士事務所があるのか

そもそもどうしてブラックな司法書士事務所とそうでない司法書士事務所があるのでしょうか。その理由は、もともと個人事業主で1人で司法書士をやっていた事務所が、業務拡大に伴って人員を増加させていった背景にあります。

多少無理をしてでも1人で仕事をこなすことに慣れており、他のメンバーにも無理を強要してしまう（「できて当然では？」と思ってしまう）のです。そのため、特別ブラックにしようという思いなどなく、自然とブラックな事務所が出来上がってしまっている…という実態があります。

司法書士の転職で見るべき事務所選びのポイント

それでは、司法書士の転職の際、ブラックな事務所に入所することにならないためにも、チェックするポイントをご紹介しましょう。具体的には、下記の7つのポイントを特にチェックしてみることをおすすめします。

1. 理想とするキャリアにマッチしているかどうか
2. 労働基準法を遵守しているか
3. 配属研修受け入れ事務所かどうか
4. 所長のSNSで人柄をチェックする
5. 事務所見学会や面接に出向く
6. 常に求人を募集していないか
7. ブラック事務所一覧に掲載されていないか

それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

ポイント①理想とするキャリアにマッチしているかどうか

まずはじめに、自分がどのような司法書士を目指すのか？理想とするキャリアにマッチしているかどうかを考えて、キャリアに合った事務所を選ぶことが大切です。

訴訟業務や企業法務、事業継承など司法書士事務所で扱う案件は多岐にわたりますが、事務所ごとに得意分野が変わるため特色も変動するものです。事務所のホームページや口コミをチェックしてどのような分野に力を入れているのかチェックしましょう。

将来的に独立開業を目指すのであれば、独立支援をしている事務所を選ぶのもおすすめです。事務所によっては暖簾分けをさせてくれたり、独立時にフォローしてくれる事務所もあります。

ポイント②労働基準法を順守しているか

当たり前のことですが、労働基準法を遵守しているかどうかが大切です。雇用契約書や労働条件通知書を交付してくれなかったり、過度な残業を強いられたり、残業代が一切出ない場合もあります。

転職サイトやGoogleの口コミなどで調べ、労働基準法を遵守している事務所かどうか念入りに調べておきましょう。

ポイント③配属研修受け入れ事務所かどうか

司法書士として仕事をする前に都道府県の司法書士会に登録をする必要がありますが、その際に2週間ずつ配属研修として司法書士事務所で研修を受ける必要があります。

配属研修受け入れ事務所に指定されている事務所であれば、司法書士会に認められている事務所ということになりますので、ブラックであるリスクは少ないと言えるでしょう。

ポイント④所長のSNSで人柄をチェックする

facebookやTwitter、Instagram、TikTokなどを活用して、転職を検討している事務所の所長の人柄をチェックすることもおすすめです。最近では集客や採用活動の一環でSNSを運用する事務所も多いため、所長のSNSを見つけることもさほど難しくありません。

SNSは人柄が見やすいので、普段どのようなことを考えているのか、どんな思いを持って事務所運営をしているのかなどを確認しやすいです。

ポイント⑤事務所見学会や面接に出向く

新型コロナウイルスの影響でオンライン面接を取り入れる事務所も増えていますが、やはり実際に事務所見学会や面接に出向いて事務所の様子をチェックすることをおすすめします。

チェックするべきポイントとしては、主に以下の通りです。

● 所員が萎縮していないか
● 所員の表情は明るいか
● 挨拶をしてくれるかどうか
● 職場に監視カメラがないか
…など。

また「なんとなく嫌な感じがする」など嫌な予感を感じた時も、自分の第六感を信じることが大切です。最初に感じた違和感は、その後の事務所での生活で確信に変わってしまうことも多いですから。

ポイント⑥常に求人を募集していないか

求人媒体で常に司法書士を募集している事務所は少し注意が必要です。そもそも司法書士自体採用が難しい職種ではあるので、一定期間求人が出されているのは致し方ないことではあります。

しかし、あまりにも多数の媒体で長期にわたって求人掲載しているような事務所は少し警戒した方が良いかもしれません。待遇やアクセスなど悪くないのに、事務所（グループ含む）全体の人数と比較して、募集がずっと続いている場合は何かあるのかもしれません。

ポイント⑦ブラック事務所一覧に掲載されているか

司法書士として既に働いているのであれば、一度はあなたも見たことがあるかもしれませんね。司法書士新人研修の際に内密で閲覧できるブラック事務所一覧に掲載がある事務所は要注意です。

火がない場所に煙は立ちません。現在は改善されている可能性もありますが、ブラックな事務所として評判になってしまった背景はチェックした方が良いでしょう。

司法書士の転職で転職エージェントを使うべき理由

「自分でブラックな事務所を見分けられる自信がない」
「転職で絶対に失敗したくない」
「強くお願いされたら断れない性格で…」
といった心配がある方は、転職の際に転職エージェントを使うことをおすすめします。

司法書士が転職の際に転職エージェントを使うべき理由は主に次のとおりです。

● 良い事務所を見分けやすい
● 待遇を交渉できる
● 効率的に選考を進めることができる
● 実力が足りなくてもエージェントが後押ししてくれる

それぞれ詳しく解説します！

良い事務所を見分けやすい

まず第一に、転職エージェントを通して転職をすべき理由の一番の理由は良い事務所を見分けやすいことです。

転職エージェントは事務所と求職者がマッチして長く働けることを重視して紹介をしてくれますので、自分に合った良い事務所を効率的に探すことができるのです。

「求人を見ても何が良いのかわからない」という方や、実際の職場の雰囲気などを知りたい場合は転職エージェントが詳細に教えてくれたり職場見学の機会も設けてくれるので、失敗する可能性は格段に低くなるでしょう。

待遇を交渉できる

「もう少し給料が高かったら、転職を決めるのに…」ということもあるでしょう。そんなとき、転職エージェントを通せば希望する待遇になるように事務所に交渉してくれます。

個人で転職活動をしている際、面接などで自ら交渉することもできますが、転職エージェントを通した方がさらにスムーズに条件がまとまるでしょう。

効率的に選考を進めることができる

転職エージェントを利用する際は複数の事務所に同時にエントリーすることもできるので、決まった期間で効率的に選考を進めることができます。

面接や職場見学などのスケジュール調整もエージェントが行ってくれるので、在職中に転職活動をしたい司法書士の方にもぴったりです。

実力が足りなくてもエージェントが後押ししてくれる

「もう少し経験があれば応募できるのに、募集要件に届かなくて応募できない…」という魅力的な事務所があった時、個人で転職活動をしている際はなかなか選考の土台に上がることが難しいですが、転職エージェントを通せば人柄や志向性などで事務所にプッシュしてくれます。

「少し経験は足りないかもしれませんが、真面目で明るい方なので将来的に十分事務所の力になってくれますよ」等、履歴書や職務経歴書だけではわからないことも事務所に伝えてくれるので、自分が望む事務所に転職できる可能性が高くなります。

まとめ

司法書士で転職を検討した際には、今回紹介したチェックポイントを活用してできるだけ良い事務所を選ぶことが大切です。さらに、必要に応じて転職エージェントを活用すれば効率的に良い転職活動を進めることができるでしょう。

リーガルブライトでは選りすぐりの事務所をご紹介することができますので、転職を検討する方はぜひ一度ご相談ください。LINEでの相談も受け付けておりますので、今すぐの転職を検討していなくてもお気軽にご利用ください。

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