IT技術の進化は、司法書士業界にも影響を与えております。 近年の大きな出来事としては、平成17年3月7日の改正不動産登記法に伴うオンライン化です。それまでは、法務局に出頭して登記書類の申請をする必要がありましたが、オンライン化が適応されることで法務局に出頭しなくても登記申請が可能となりました。
現在もIT技術の進化により、様々なサービスが開発されています。例えば、会社設立に関する書類が簡単に作成できるソフトの出現です。これまで税理士や行政書士等の他士業と争っていた会社設立という分野が、ITに取って代わられてしまうという現象も起こりつつあります。対抗するには、手続きだけではなく、司法書士ならではのコンサルティング要素を付加したサービスの提供が必要になってくるのではないでしょうか。
今後もAIやブロックチェーンといった新しい技術が発達することで、これまでとは違った取り組みをする必要が生じると予測されます。現に、諸外国においては、ブロックチェーンの技術を活用し、土地登記の実証実験がスタートするなど、登記のみならず不動産取引に関わる大きな変革が生じそうです。 IT技術の進化についてアンテナを張り、絶えず情報を仕入れ、対応していかなければなりません。
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