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司法書士の仕事って?仕事内容や給料・やりがいについても説明します

 

司法書士とは、司法書士法に基づいて国が認めた法律関係の専門家(国家資格)で、不動産や法人登記、相続手続、債権回収などの法務業務を行うお仕事です。同じ法律関係の資格でも弁護士とは異なり、携われる業務に一部制限がありますが、扱える専門分野のスペシャリストとして社会的信頼性を持っています。

この記事では、司法書士の仕事内容とやりがいについて詳しく解説します。「司法書士ってどんな仕事なの?」「年収はどれくらいになるの?」などの疑問を持っている方から、現役司法書士で収入を上げたいと考えている方にも参考になるはずです!

司法書士の仕事内容とは?

司法書士が扱う業務は、主に下記の5つです。

● 不動産登記
● 相続手続
● 法人登記
● 債務整理
● 債権回収

これらの業務の一部は、一般的には弁護士が担当することもありますが、司法書士は弁護士へ依頼するよりも比較的安く依頼できるなどのメリットがあります。特に、不動産登記、相続手続、法人登記においては、司法書士が専門性を持っている業務ですので、弁護士ではなく司法書士へ依頼するのが一般的です。

不動産登記

不動産登記は、土地や建物の所有権移転や抵当権設定など、不動産に関する権利関係の変更を行う業務です。主に、土地や建物の『所有権移転登記』や『抵当権設定登記』『抵当権の抹消』『地図登記』『地目・地番の変更登記』などを行います。このような登記に必要な書類の作成や申請書の提出、手続きの代理などを請け負います。

また、不動産登記は不動産の売買や相続や譲渡に係る名義変更、不動産担保融資など、様々な場面で必要とされており、司法書士は不動産の取引をスムーズに行う補助や、担保(抵当権)設定に関する書類作成など、重要な役割を果たしています。

相続手続

相続手続は、ご家族を亡くした遺族が財産を受け継ぐために行う業務です。主な業務内容は相続人の確定、相続財産の調査、相続税申告などを行います。

具体的には相続人の確定や相続財産の調査に関する補助、相続税申告に必要な書類の作成、提出の代理など。相続財産の分割や分配に関するアドバイスなども行いますので、依頼者との信頼関係がとても大切になります。

また、遺産分割協議書の作成や遺留品の処分、遺留財産の管理など、相続に関する問題解決に向けたサポートも行います。

相続手続では、相続人同士でのトラブルや相続税の問題など、様々なリスクが伴いますが、司法書士が専門的な知識を持って相続手続に関するアドバイスや代理業務を行うことで、依頼者の問題の早期解決をお手伝いしています。

法人登記

法人登記は、会社や団体などの法人格を取得するための手続きです。法人設立に必要な書類の作成や申請書の提出、法人の登記申請手続き、法人格変更や解散手続きの代理などがあります。

また、会社設立や法人格変更などでは、税務署への納税手続きや社会保険の申請など、他の手続きも含まれることがあります。司法書士は、これらの手続きに関するアドバイスや代理業務を行うため、幅広い知識や依頼者との親密なコミュニケーションが求められます。

法人登記は手続きが複雑であり、個人で行うには書類の作成や申請手続きに苦労するケースも多々見受けられます。司法書士は、専門的な知識を持って法人登記に関するサポートを行うことで、依頼者のスムーズな登記手続きをサポートしているのです。

債務整理

債務整理とは、借金や負債が返済できない個人や法人が、債権者との交渉により負債を整理する手続きです。債務整理には4つの種類(任意整理、個人再生、自己破産、特定調停)があり、また負債額も人それぞれです。

依頼者(債務者)の状況に応じた手続きの代理や債務者と債権者の交渉、債務整理計画の作成、債務整理手続きの進行管理などが主な業務です。司法書士は債務整理に関する専門知識を活かして、債務者の状況に応じて最適な債務整理の方法を提案し、手続きを代理することで負債整理を支援することが可能になります。

債務整理を受ける際の注意点として、司法書士が対応可能な債権額は140万円までといったルールがあります。この金額を超える場合は司法書士では対応ができないため、請け負う際には注意が必要です。依頼者の状況に応じて弁護士へ引き継ぐなどの手続きが必要になるため、あらかじめ依頼者の債務状況をしっかりと把握しておく必要があります。

債権回収

債権回収とは、債務者が債務を履行しなかった場合、債権者が債務者から債務の返済を求める手続きです。債務整理を請け負う際の注意点は2つあり、1つ目は上記の債務整理でも述べた『140万円まで』の債権であること。2つ目は『認定司法書士』であることです。

認定司法書士とは特定の研修を受け、法務大臣から認可を受けるなど特別な過程を終えた者だけがなれる資格です。債権回収においては民事訴訟を始めとした、和解や支払督促、証拠保全、民事保全、民事調停の手続などを依頼者(債権者)の代理人として対応します。

しかし、認定司法書士であっても対応できるのは簡易裁判までであって、地裁以降まで裁判がもつれる場合は弁護士へ引き継ぎが必要となります。

裁判に発展する債権回収まで請け負う司法書士はあまり多くはないですが、信頼して依頼されている分、専門的な見解やノウハウを依頼者へ提供するなど、最後まで依頼者に寄り添う姿勢が大切になります。

司法書士の給与はどれくらい?

司法書士の平均年収は878万円となっています。※1 しかし、この数字は独立開業している司法書士も含まれているため、雇われている司法書士の平均年収は680万円程度です。この数字は決して低いわけではありませんが、業務量によっては不満を持つこともあるかもしれません。また、司法書士の年次や事務所によっては年収400万円台ということも多いです。

司法書士が給料を上げるためには、転職または独立・開業が近道です。リーガルブライトでは、司法書士の待遇・年収UPに向けてキャリアカウンセリングから一人ひとりの求職者様に合った良質な事務所の紹介も行っていますので、自身の司法書士キャリアに悩む方はぜひお気軽にご相談ください。

※1.参照元…厚生労働省:賃金構造基本統計調査

司法書士を目指すには何から始めれば良い?

ここまで司法書士の仕事内容について解説したとおり、社会の中でとても重要な役割を担っているお仕事です。実際に司法書士を目指す際は、どれくらい勉強すれば試験に合格できるのでしょうか?

一般的に司法書士に合格するためには3,000時間前後の勉強時間が必要と言われています。
これは1日8時間程度の勉強時間が取れる方であれば1年ほどで合格できるイメージになります。働きながらの場合は2〜3年程度を要する可能性がありますね。

司法書士試験の合格率

司法書士試験の合格率は法務省のサイトから過去の事例を参照することが可能です。
直近の試験結果は以下のようになっています。

・2021年度(令和3年)は受験者数11,925人に対して合格者613人(5.14%)※2
・2020年度(令和2年)は受験者数11,494人に対して合格者595人(5.17%)※3
・2019年度(平成31年)は受験者数13,683人に対して合格者601人(4.39%)※4

※2…令和3年度司法書士試験の最終結果について
※3…令和2年度司法書士試験の最終結果について
※4…令和1年度司法書士試験の最終結果について

上記の通り、司法書士試験の合格率はおおよそ5%前後となっており、なかなか合格が難しい資格であることがわかります。しかし、司法書士試験は年齢、学歴、勤務歴を問わず受験が可能なため、その分合格率も低くなっている可能性があります。

頑張れば誰にでも合格の可能性があるので、勉強する価値が十分ある資格です。

司法書士として働くには何から始めれば良い?

司法書士として活躍していくために、まずはどんなことから始めれば良いのでしょうか?
経験を積んで実力と信頼を身につければ、独立して自分の事務所を持つことも可能です。司法書士の先輩たちはどのように経験を積んできたのかまとめましたので、参考にしてください!

実務経験を積む

司法書士として働き始めたばかりの場合、まずは実務経験を積むことが必要です。現場で働きながら、法律の知識や手続き方法を熟知することで、業務の効率化や品質向上につながります。

また、依頼者との接し方や問題解決能力の向上も大切です。初めは先輩司法書士のアシスタントとしての業務から始める場合が多いですが、自発的に質問をするなど、自分で先回りして仕事を進めることで早く成長できるはずです。

客観的な見識を持つ

司法書士は法律的なアドバイスを求められる場合がありますが、情報を伝えるだけでなく、依頼者の状況を理解し、問題を解決するための提案をすることも求められます。そのため、常に依頼者の立場を想定しつつ、客観的な見識を持ちながらサポートを提供することが大切です。

依頼者が相談しやすいパートナーでありながら、プロとしての意見をしっかりと伝える優しさと強さどちらも必要になるお仕事です。

ビジネススキルの向上

司法書士は法律的な問題解決を行うだけでなく、事業者の経営や不動産の売買など、ビジネスに関する相談を受けることがありますので、ある程度のビジネススキルを身につけることも重要です。具体的には、会計知識や経済学、社会常識などが挙げられますが、これらの知識を身につけ、ビジネスの現場で求められる問題解決能力を磨くことが必要です。

まとめ

司法書士の業務は一期一会になるケースが多いため、どうしても1回きりの印象が強くなってしまうお仕事ではありますが、できる限り依頼者に寄り添うことで信頼していただき、別の機会にまた相談をしてもらえるような、長期的なパートナーになることも可能です。いずれ独立をしたいと思っている方や成功を収めている司法書士の多くは、こういった心遣いができる方ばかりです。

リーガルブライトでは司法書士事務所と協力をしており、転職やスキルアップを考えている方に対してアドバイスや相談を行っています。給与の相談や将来へのビジョンなど、きっと自身が目指す司法書士キャリア展望や知見が広がるお手伝いができるはずです。

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