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就職・転職のこと

2013年11月26日 司法書士試験新合格者方へ(応募書類の書き方について)

前回のブログ(事務所選びについて)の続きとなりますが、今回は応募書類の書き方についてお答えいたします。

 

共通して言えることとしては、誤字・脱字がないかを注意する、修正液等の利用をさけるということです。履歴書、職務経歴書は応募する際に、ご自身の分身でもあり、プレゼン資料でもあります。下記を参考にしながら、記載してみてください。

 

・・・・・【履歴書について】・・・・・
詳細については、下記URLをご覧いただきたいのですが、いくつか注意点を記載したいと思います。

写真について

面接へ進めるか否かを決定する上で、非常に重要な要素となります。
先生方に書類選考をいただく際、最初に見るのは写真の印象です。
司法書士の業務は、お客様と対面することが多いため、いわば事務所と顔としての役割があるためです。いくらやる気があり、経歴が素晴らしい方でも、写真の印象が良くないだけで、面接に進めない可能性もございます。特に下記の点を注意してください。

 

・スーツ着用で撮影する事
私服での撮影はNGです。スーツ着用で撮影しましょう。また、夏場など暑い時期には、上着を脱いて、Yシャツやブラウスだけで写真を撮ってしまう方もいらっしゃいますが、印象は決してよくありません。上着を着用して、撮影しましょう。

 

・最低限の身なりを整えること
髪が目やにかかっていないか、色が明るすぎないか、髭はちゃんと剃れているかなど、清潔感を第一に整えてください。

 

・写真スタジオを利用しての撮影
最近のスピード写真は性能が向上しているため、画質は問題ないと思いますが、写り具合や姿勢で印象・見え方が変わってしまい、よい写真を撮るには難しいと思っています。
その点、写真スタジオで撮影をしますと、カメラマンの方からアドバイスがもらえますし、見栄え良く加工もしてくれますので、その点はお勧めです。
写真については、ご自身では冷静な判断が難しかと思いますので、友人や親族に尋ねる、また弊社のようなエージェントに訪ねてみるのも一つの手かと思います。

体裁について

書類の書き方には一定のルールがあります。それは履歴書の書き方でも同様です。
自身をPRしたいなどの理由でご自身独自のフォーマットを用意される場合は別ですが、特定のフォーマットを使うのであれば、きちんとルールに沿って記載をしましょう。
例えば、学歴と職歴の記載を分ける、入学卒業の記載をしっかりとする、入社退社の記載をはっきりと書く等です。

字について

履歴書を直筆で記載をされる方は、落ち着いて丁寧に書くことを心がけてください。達筆であることはPRになりますが、字に自信がない方でも、字が綺麗かどうかだけではなく、しっかりと書けているかを見ます。
また、急いで書いた字はわかってしまうものです。注意しましょう。 この点は先生方が注意してみているポイントの一つです。

趣味欄

以外に思われるかもしれませんが、この欄は先生方が非常に注意深く見ている内容の一つです。応募者の方がどういった人柄なのかを窺い知る要素となるため、面接の際には聞かれるケースが多いと思います。その際に話に花が咲けば、当然よい印象となるでしょう。
そのため、少々工夫した方がよい項目でもあると考えております。例えば、読書が趣味の方でも、「読書(歴史小説)」と書くだけで、先生から「好きな武将は?」といったような、より具体的な質問が来るなどして、話しが盛り上がる可能性もございます。また、その趣味から学びがあった、人脈が広がるなどのエピソードがあれば、そういったこともお話ししましょう。

取得資格について

多数の資格をお持ちの方については、司法書士業務に関係のないものを羅列してしまうと、就業意欲を疑われるケースがございます。なるべく、業務に関係のあるもの(宅地建物取引主任者、行政書士、法学検定、ビジネス実務法務検定など)を記載しましょう。
例外として、記載が好ましいものがございます。それは、教養系の認定資格です。茶道(裏千家、小笠原流等)や着物の着付けなどが該当します。これは、礼儀や所作に良い影響があると考えられているためです。過去にこれらの認定試験をお持ちの方と多数お会いしましたが、皆様姿勢が良く、所作もきれいな方が多かったという記憶がございます。また、面接でも非常に良い印象を持っていただくことが多かったので、記載をお勧めしております。

志望動機欄

皆様が一番困っているポイントの一つではないでしょうか。
あえて言わせていただくと、大それたことを書く必要はございません。
内容は基本的な内容で構いません。就業意欲を伝えること、事務所に貢献したいという内容を記載するとよいでしょう。
注意すべき点としては、独立開業志向の記載と業務内容についての記載です。
特に司法書士法人については、独立開業よりも今後の法人の幹部候補や支店長候補として勤務いただける方を歓迎する傾向にあります。そのため、独立開業志向を強く打ち出すと懸念される可能性がございます。
また、業務内容の記載についてですが、不動産登記が主体業務の事務所に応募する際、志望動機欄に「裁判業務、成年後見に興味があります」といった記載をすると、事務所では扱いがないので、ミスマッチになるのではないかと懸念されます。その業務に携わりたいという強い希望がある方は別ですが、履歴書ではあえて記載をせず、面接で扱いがあるか質問をしてみるという程度にとどめた方がよいと考えております。
<履歴書の書き方について>
http://www.kouken-site.com/shorui_rirekisho.html

 

・・・・・【職務経歴書について】・・・・・
職務経歴書についても、詳細は下記URLをご覧いただきたいのですが、いくつか注意点を記載したいと思います。

職歴がない方について

職歴がない方の場合、履歴書のみで提出される方もいらっしゃいますが、話を聞くと司法書士事務所でアルバイトをしたことがある、アルバイトの中でリーダーを任せられていた等、記載をした方がより良いものになるケースも見受けられます。ですので、アルバイト経験のみでもPRしたいことがあれば、作成をお勧めしております。
アルバイト経験でPRする際には、責任感を持って取り組んだこと、業務でPCの使用経験があれば、その点は記載をしましょう。PC利用については、司法書士業務においても必須項目ですので、業務での使用経験があると、選考の際の安心材料になります。

記載内容について

箇条書き等でわかりやすい記述を心がけましょう。
所属していた会社、部署の人数もできれば記載をしましょう。司法書士事務所によって人数構成は違いますが、大半は小規模となります。そのため、少人数の環境へ適合できるかが、先生方が選考をされる際の不安要素の一つとなります。勤めていた会社が大きくても、所属していた部署が小さければ、「○○事業部○○課配属(5名)」などと記載をしましょう。
また、業務でPCを利用した際には、必ず記載してください。例えば、「見積書、各種提案資料の作成(Word、Excel、PowerPointを使用)」といった記載です。
社会人経験のある方については、経験業務が少々特殊である場合には、注意しましょう。特にエンジニア経験者の方については、記載する内容が専門用語の羅列になってしまうかと思いますが、そのまま書いてしまうとどのような経験をされていたのかが、理解されません。専門用語の記載を極力避け、簡潔な記載を心がけましょう。
<職務経歴書の書き方(事務所経験のある方)>
http://www.kouken-site.com/shorui_keikensha.html

<職務経歴書の書き方(未経験の方)>
http://www.kouken-site.com/shorui_mikeikensha.html

 

長くなってしまいましたが、書類の書き方についてとさせていただきます。
皆様ここに事情は違いますので、記載についての判断は難しい点もあるかと思います。
個別にご相談したい方は、是非お問い合わせください。

 

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